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タイ旅日記 ⑥ 子どもたちの寮

11月5日(日)
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                                           センターに住むリス族の民族衣装の女の子

ラチェの結婚式のあと
またまたあの山道をセンター(子どもたちの生活寮)
に向けてひた走った。
疲れがどっとでて、がっと寝た。

が、やっぱり今朝もまだ暗いうちに目覚める。
まだ暗いのに、それに日曜日なのに、
外で子どもたちの華やかな声が聞こえる。
出てみると、深い霧がたちこめていた。

朝食をすませると、みんなで村の教会に行くという。
センターの中にもりっぱな礼拝堂があるけれど、
こうして村人たちとの交流も大切にしているみたい。
私にとって、村の教会の礼拝はとっても苦痛・・・
ほとんどカレン語なので、さっぱりわからず、
おまけに、長い・・・・

いねむりでもしようか、と思っていたら
突然、「yoko」と指名される。なになに?と振り向くと、
teteが、日本からの友人が来ていると紹介した、
自己紹介をしろ、と言う。 ぎぇ~~~!
笑顔でごまかしながらタイ語であいさつ。
少なく見積もっても50人はいるわねえ~、汗、汗。
「日本から来ました。みなさまに会えてうれしいです。
このようなひとときが持てて、とてもうれしいです。」
みたいなことを言ったような、言わなかったような??

そういえば今日はタイのロイカトーンのお祭り。
日本で言うと、灯篭流しのようなもの。
バナナの葉っぱやお花で作った小さな作りものを川に流す日。
日本のそれとは意味が違っていて、川に感謝の心を込めて、の意味や、
最近は恋人同士が愛を込めて流すみたい(笑)。

でも最近はもっと変化してきて、
気球を空に飛ばすようになってきたとか。
願い事や名前入りのちょうちんのような気球が
市場にもいっぱい売っていた。

センターの夜の礼拝のあと空を見上げたら、
こんな山奥のせいか、星が妙にオレンジ色。
し、しかも動いているし!すべての星が!!
と思ったら、気球だった!びっくりした!

気球をあげているところや、花火大会を見に行こう、ということになって
暗い夜道をピックアップトラックにみんなで乗って
キャーキャー騒ぎながら村の外れまで一時間ばかし走る。

村じゅうの若者や子どもや大人たちが広場に集まっていた。
気球がゆっくりと空に向けて上っていく。
あっというまに星と混じるのがおもしろかった。
ものすごく激しい花火の火の粉は、
近くの大きな木に今にも燃え移りそうだった。

それでも、なんの規制もなく、自由に、
踊る人や、それを静かに見ている人。
花火の消えている間は真っ暗闇。
縁日のお店などもない。な~~んにもない。
この人たちが、いつか、街のネオンや賑やかさを見たら
何を感じるのだろう。
自分たちの村のこと、なんて思うだろう。
ちょっと、じん、としたよ!

ラチェの村からセンターへ戻る途中のモン族の村。
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センターの最年少組のワルたち(笑)。
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村の教会で。日本人を見るのはじめてよ、アタチ!
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君もいつかは街に出て行くのネ・・・・
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ロイカトーンで流す作りもの。チェンマイの市場で売ってました。
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by yokokaren | 2007-02-09 13:09 | タイ旅日記 | Comments(2)
Commented by うなう at 2007-02-15 23:07 x
ロイカトーンだあ!写真見る限り20年前とそんなに変わっていないような気もしますが?
Commented by yokokaren at 2007-02-16 09:10
うなうさま。
そうですね、チェンマイで見る限りは変わってませんでした。
ただ、20年前は、気球なんて飛ばなかったでしょう?
今は、ロイカトーンの期間中、カレンの山奥の村も、チェンマイの街も、
空を見上げると、オレンジ色の動く星がいっ~~~ぱい!
ちょっと感動ものでしたよ!